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東京建物と慶應義塾大学、脱炭素型持続可能なまちづくりで共同研究:プロジェクト
東京建物と慶應義塾大学SFC研究所は、都心市街地における脱炭素型持続可能なまちづくりに関する共同研究契約を締結し、東京都中央区の八重洲・日本橋・京橋エリアを対象とした共同研究「M-NexT」を開始した。
東京建物と慶應義塾大学SFC研究所は、都心市街地における脱炭素型持続可能なまちづくりに関する共同研究契約を締結し、東京都中央区の八重洲、日本橋、京橋エリアを対象とした共同研究「M-NexT(エム・ネクスト)」を開始した。
M-NexTは、慶應義塾大学 環境情報学部 教授 厳網林氏が開発した「M-NEX(エム・ネックス)」を活用する。M-NEXは、食料(F)・エネルギー(E)・水(W)の3つの視点で街を複合的に捉え、それらのつながりを通して「FEWprint」という独自の評価ツールで数値化し、脱炭素社会・持続可能な街づくりを支援するプラットフォームだ。
同共同研究は、フェーズ1の「ビルへの適用」、フェーズ2の「まちへの適用」の2段階で進める。
現在のフェーズ1では、東京建物などが保有・運営する東京スクエアガーデンにM-NEXを適用し、さまざまな省エネ、創エネ等の環境取組みの効果をFEWprintで比較・評価し、カーボンニュートラルへの貢献を可視化する。
今後行うフェーズ2では、フェーズ1の検証結果を同エリアへの拡大展開を予定している。
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