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夜の二条城で光の饗宴、パナソニックの照明演出「アフォーダンスライティング」で幻想空間へいざなうLED(3/3 ページ)

パナソニック エレクトリックワークス社が、施設の夜間照明やイベント照明で提案するパナソニック製LED投光器を活用した照明演出「アフォーダンスライティング」に、新たな手法として人の行き先を光で示す「誘導」が加わった。京都・二条城で催されている「光と食」の夜会に試験導入されたことに合わせ、現地見学会で光の演出が人の行動にどう影響するのか、その有用性を体験してきた。

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日々異なる映像をAIが生成して投影

 イベントのメインとなるプロジェクションマッピングは、二の丸御殿車寄せ前の広場に、城内の障壁画や欄間、門に描かれた生き物や花、木々、さらに城の地下に流れる「大地と水」のパワーを想起させる悠々とした龍といったモチーフで、二条城に宿るエネルギーを表現した。

 ワントゥーテンが独自開発したAIも活用し、天候や気温といった環境データと来場者データを解析し、その時々に応じて、日々異なるモチーフを組み合わせて投影する。また、コロナ禍の終息を願い、希望の光をイメージした来場者参加型の特別演出も数分ごとに行う。


二の丸御殿車寄せ前の400平方メートルに、プロジェクションマッピングを投影。写真は龍をイメージした映像表現

 ワントゥーテンの担当者は、「今回のイベントは、二条城が江戸時代からさまざまな生き物によって守られてきたという言い伝えにインスパイアを受けて企画。プロジェクションマッピングはAIを活用することで、炎や風のゆらめきのように、不規則性の美しさを表現した。また、伝統的建物はプロジェクションマッピングで隠すのではなく、パナソニックのLED照明でシンプルにライトアップすることで、美麗な姿を強調させた」と話す。

 ワントゥーテン 二条城夜会の開催期間は2021年11月5日〜12月12日(12月8日除く)、時間は18時〜21時20分(22時閉場)。入場料金は、当日チケットで月〜木は大人1400円/小学生まで1000円。金土日は大人1800円/小学生まで1400円(未就学児無料、全て税込み)。


イベントの会見にはワントゥーテン代表の澤邊芳明氏(中央)や同社イベントで関わりが深い歌舞伎役者・11代目市川海老蔵氏(左)、京都市長の門川大作氏(右)も臨んだ

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