六本木に入居者の創造性を刺激するオフィスビルが竣工、オーダーメイドのフレグランスを活用:プロジェクト(2/2 ページ)
リアルゲイトは、東京都港区で入居者の創造性を5つの機能で刺激するオフィスビル「THE MODULE roppongi」を開発した。現在、同社は、THE MODULE roppongiの入居者を募集しており、2022年3月に満床になる見込みだ。
感性に刺激を与えるCreative Lounge
3階のオフィスフロアは、専有面積が21.46〜53.67平方メートルの全12区画で、各区画のオフィスは、一部を除き、床面がフローリングで、壁面は白塗装とし、天井高が3メートルの開放的な部屋となっている。専有部の一部では、床面に配線を収納するOAフロアとカーペットタイルを採用した。さらに、入居者が利用できる共有部としてラウンジ「Creative Lounge」と2室の「ミーティングルーム」を併設している。
Creative Loungeでは、セレクトされた家具やアートを配置し、Sound Coutureが空間に合わせて作ったサウンドを流して、リアルゲイトがオーダーメイドしたオリジナルフレグランスを香らせ、感性に刺激を与えるコミュニケーションスペースとした。そして、社内のミーティングや商談、打ち合わせなどの用途で使える。
ミーティングルームは、最大8人を収容し、ホワイトボードやモニター、Webカメラ、マイクを完備し、Web会議にも対応する。利用料金は30分当たり500円。
4〜5階のオフィスフロアは、専有面積が42.09〜135.15平方メートルで、3階の専有部と同様に、床面がフローリングで、壁面は白塗装とし、一部の床面はOAフロアとカーペットタイルを取り付けている。
6階のオフィスフロアは、専有面積が70.23〜89.44平方メートルで2LDKの3区画から成り、各区画はバルコニーテラス付きのペントハウスで、登記可能なSOHOタイプ。SOHOタイプは、事業所としての利用だけでなく、副業の拠点やリモートワーク、生活拠点内のワークスペース確保などで役立つ。
屋上のルーフトップテラスは、六本木エリアを見渡せ、植栽とウッドデッキで快適な空間を構築している。また、Wi-Fiや机、イス、ソファを備えているため、ワークスペースとしての活用にも応じている。
THE MODULE roppongiの概要
THE MODULE roppongiは、S造地上6階建てで、延べ床面積は3332.82平方メートル。所在地は東京都港区六本木7-21。用途は店舗、事務所、共同住宅。アクセスは、日比谷線/大江戸線「六本木」駅から徒歩4分で、千代田線「乃木坂」駅から徒歩7分。
【訂正】初出時、記事内容に誤りがありました。上記記事はすでに訂正済みです(2021年10月25日10時20分)
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