京都市内で10年ぶりの延べ3万m2超えの賃貸オフィスビルが竣工、大阪ガス都市開発:プロジェクト(1/2 ページ)
大阪ガス都市開発は、CBREの調べによれば京都市内で10年ぶりの大規模賃貸オフィスビル供給となる「KRP10号館」が竣工したことを公表した。
大阪ガス都市開発は、京都市下京区の京都リサーチパーク(KPR)地区で、計画を進めてきた賃貸オフィスビル「KRP10号館」が2021年2月26日に竣工したことを同年3月15日に発表した。
オフィススペースの基準階フロアは専有面積が約3700m2
KRP10号館は、地下1階/地上7階建てで、地下1階の駐車場、地上1階のフードエリア、1〜7階のオフィススペースで構成される。
2021年4月28日にオープンしたフードエリアには、KPR地区を運営する京都リサーチパークが経営に関わるフードサロン「GOCONC(ゴコンク)」とKRホールディングスが展開する和食レストラン「かごのや」の2店舗が出店している。
さらに、飲食とイベントのスペースや1時間単位でWeb予約可能なパーソナルブースとミーティングルームからなるビジネスエリア「GOCONC-biz」を併設した。GOCONC-bizのコンセプトは、駅のコンコースで、朝、昼、夜のシーン別に食事のメニューを用意している他、イベント開催にも利用可能で、パーソナルブースとミーティングルームを使いテレビ会議や打ち合わせも行える。パーソナルブースは1人用が6室で、ミーティングルームは、6人用と8人用がともに2室で、10人用が1室。
オフィススペースは、基準階のフロアが天井高約3700平方メートルで専有面積は約3700平方メートルとし、セキュリティゲートと有人受付を設置して、防犯性の向上と来客時の柔軟な対応を両立している。専有部の奥行きは、最大約19メートルで、無柱空間のため働き方に合わせた自由度の高いレイアウトに対応。専有部から直接アクセス可能なテラスを配置し、リフレッシュできるスペースとした。
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