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調査リポート

2020年の工事受注高は前年比7%減の79.6兆円、元請・下請ともに減少調査レポート(1/2 ページ)

国土交通省は、公共機関や民間企業からの工事受注額を発注者別や業種別、工事種類別、地域別にリサーチした建設工事受注動態統計調査を毎月行っている。2020年は、建設会社全体の受注高が前年比7.0%減となる79兆6578億円だった。内訳では、元請受注高と下請受注高がともに減少した。

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 国土交通省はこのほど、建設工事受注動態統計調査で明らかになった2020年分の結果を2021年2月10日に発表した。

 建設工事受注動態統計調査は、建設業の許可を取得した約47万社の中から、約1万2000社を対象に毎月実施。国内における建設会社の建設工事受注動向に加え、公共機関や民間企業からの受注額を発注者別や業種別、工事種類別、地域別に詳細を把握することで、建設行政のために使用する基礎資料を得ることを目的に行っている。

下請け受注高は25兆8927億円で前年比7.7%減

 調査結果では、建設会社全体の受注高は、前年比7.0%減となる79兆6578億円。内訳は、元請受注高は同比6.6%減の53兆7650億円で、下請受注高は同比7.7%減の25兆8927億円。業種別では、総合工事業が同比7.2%減の48兆3881億円、職別工事業は同比5.8%減の10兆6193億円で、設備工事業は同比7.0%減の20兆6504億円となった。

 元請受注高のうち、公共機関からの受注高は同比5.7%増の17兆4699億円で、民間企業からの受注高は同比11.6%減の36兆2951億円。工事種類別では、土木工事が同比6.3%増となる17兆1987億円、建築設備工事を含む建築工事は同比12.9%減の31兆1529億円で、機械装置などの工事は同比3.5%減となる5兆4134億円で、土木工事以外は前年割れとなった。

 業種別では、総合工事業が同比6.7%減の39兆5811億円、職別工事業は同比18.7%減の2兆4903億円で、設備工事業は同比3.2%減の11兆6936億円。


2020年の業者所在地域別・業種別受注高 出典:国土交通省

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