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登録有形文化財「堀ビル」がシェアオフィスで2021年4月開業：プロジェクト
堀商店、竹中工務店、グッドルームは、東京都港区新橋に立地する国の登録有形文化財「堀ビル」の保存活用事業に着手する。今後は改修工事を進め、シェアオフィスとして2021年4月の開業を目指す。
堀商店、竹中工務店、グッドルームは2020年12月8日、東京都港区新橋に立地する国の登録有形文化財「堀ビル」の保存活用事業に着手することを発表した。竹中工務店は、堀ビルのオーナーである堀商店の会長とマスターリース契約を締結。改修工事を進め、グッドルームの運営によりシェアオフィスとして2021年4月の開業を目指す。
東京メトロ銀座線新橋駅から徒歩1分ほどの利便性の良さと、歴史的建造物の深みのある空間を生かし、スタートアップ企業の集積など、イノベーションを誘発するシェアオフィス空間の創出を進める。
1932年に完成した堀ビルは、地下1階地上5階建てからなる鉄筋コンクリート造の建物。錠前・建築金物の製造販売を行う堀商店のオフィスとして誕生した。外堀通り沿いの交差点の角地に立地し、テラコッタタイルを基調として、水平に窓が連続する特徴的な外観を有し、建物の内外にわたってさまざまな装飾が施されている。その建物の価値が認められ、1989年には東京都の選定歴史的建造物に、1998年には国の登録有形文化財に登録された。
竹中工務店は、所有者から建物を一括で借り受ける（マスターリース）など、これまで多様な形態で歴史的建築物の保存活用を進めてきた実績があり、2018年には歴史的建築物を活用する新規事業「レガシー活用事業」を開始。堀ビルも同事業の一環として保存活用を進めていくとしている。
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