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リモート型設備点検の効果と3密回避システムの全貌人とテクノロジーの連携で実現するFMソリューション(1/2 ページ)

ウフルは、現場への移動時間や紙と口頭での報告といった巡回型の設備点検が抱える課題を解消するリモート型設備点検の普及を進めている。また、新型コロナウイルス対策に役立つ3密回避システムの開発にも着手している。

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 ウフルは2020年6月30日、オンラインでファシリティマネジメント(FM)セミナー「人とテクノロジーの連携で実現するFMソリューション」を開いた。会場で、ウフル X United Business Development Center 井上哲也氏は、設備業務などを効率化するシステムの概要と効果を説明した。

点検のワークフローを現場の作業者に知らせるARも搭載


ウフル X United Business Development Center 井上哲也氏

 これまで巡回型の設備メンテナンスでは、現場への移動時間や紙と口頭での報告といった間接業務が、円滑に作業を進める上で、問題となっていた。

 ウフルでは、間接業務の無駄を省くソリューションとして、リモート型設備点検システムを提供している。

 リモート型設備点検システムは、IoTセンサーとカメラで計器指値や点検対象の状態をモニタリングするもので、継続的にデータを収集して異常の予兆を検知できるようになる。また、タブレットで撮影した画像にデジタルデータをリアルタイムに重ねて、ワークフローを現場の作業者に知らせるARやベテランスタッフが現場の作業員に指示が可能なチャット機能を備えている。


巡回型(左)とリモート型(左)の設備点検のイメージ

システムが備えたAR機能のイメージ

 メンテナンスが正しく行われているかチェックするための立ち合い業務は、タブレットで作業中のスタッフをモニタリングすることで、リモートでの現場確認が実現する。さらに、タブレットで作業の様子を録画しているため、管理者が過去にさかのぼって、業務内容を確かめられる。

 井上氏は、「作業漏れやミスのチェックに役立つとともに、KPIや業務の達成率を見える化する」とシステム導入のメリットを語った。


立ち合い業務効率化のイメージ
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