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三菱地所ハウスネットとアーバンライフ住宅販売が合併、不動産事業を強化:産業動向
不動産の売買や仲介、賃貸管理を手掛ける三菱地所ハウスネットと完全子会社のアーバンライフ住宅販売は、事業の発展や顧客の要望を踏まえたサービスを提供するために、2020年10月1日に合併する。
三菱地所は2020年4月6日、不動産の売買や仲介、賃貸管理を手掛ける三菱地所ハウスネットとアーバンライフ住宅販売が、合併に関する基本方針を決定したと発表した。
これまで三菱地所グループでは、首都圏エリアを中心に23店舗を有する三菱地所ハウスネットと、関西エリアで10店舗を保有するアーバンライフ住宅販売の両社が、リテール向けに、不動産の売買や仲介、賃貸管理の事業を展開し、それぞれ事業の規模拡大と業務の効率化を進めてきた。
両社は、不動産の売買や仲介、賃貸管理の事業で、さらなる成長や顧客の多様なニーズに応える良質なサービスを提供するために、合併に関する基本方針を決めた。
合併方式は、三菱地所ハウスネットを存続会社とする吸収合併方式を予定しており、アーバンライフ住宅販売の販売代理事業については、三菱地所レジデンスに移管する見込みだ。
新会社では、ITと不動産テックを活用した営業・業務支援ツールの整備に戦略的投資を行い、三菱地所グループの住宅バリューチェーンを形成する各社との連携を深めつつ、収益拡大を目指す。現在、2020年10日1日の合併に向け、準備を進めている。
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