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手袋で操作できる堅牢なタブレットを開発、150cmの落下試験もクリア製品動向

パナソニック モバイルコミュニケーションズは、さまざまな環境に対応するとともに、堅牢性と操作性に優れたタブレット「TOUGHBOOK FZ-A3」を開発した。

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 パナソニック モバイルコミュニケーションズは2020年7月15日、高い堅牢性を有すタブレット「TOUGHBOOK FZ-A3」を国内の法人向けに発売する。

動作温度は-20〜50度

 建設業では、フィールドワークのIT化が進み、頑丈なタブレットが幅広い環境で活用されるようになっており、生産性向上を目的に、性能と操作性に優れた端末が求められている。


「TOUGHBOOK FZ-A3」(左)と利用イメージ(右) 出典:パナソニック モバイルコミュニケーションズ

 業界のニーズを踏まえたTOUGHBOOK FZ-A3は、過酷な現場での利用に耐えられるように一層堅固に設計されており、冷凍・冷蔵倉庫といった低温環境下での使用を想定し耐環境性能も強化した。さらに、現場でユーザーが簡単に交換できるバッテリーを搭載している他、大容量バッテリーパックを用意し長時間駆動を実現している。

 具体的には、堅牢性では、防じん・防滴でIP65に準拠しており、動作温度は-20〜50度。米国防総省が制定したMIL規格(United States Military Standard)に基づく、120センチ上からの落下試験(動作時・26方向、地面が合板)に加え、独自試験として、より厳しい条件の150センチ上方からの落下試験(動作時・6方向、地面がコンクリート)も行いクリアしている。

 バッテリーは、標準バッテリーで約9時間駆動し、大容量バッテリー搭載時は約15.5時間の長時間稼働を実現する。

 利便性に関しては、近距離無線通信(NFC)を標準搭載しており、かざすだけで、他の端末と通信が進められる。端末をコントロールするためのモードは、「Normal mode」「手袋操作」「スタイラスペン」「水滴誤動作防止」の4種類で、新型コロナウイルス感染予防のために手袋を装着していても、雨にぬれてもタッチ操作が行えるモードを備えている。

 画面には、高解像度(1920x1200ピクセル)の10.1型WUXGA液晶を装着しており、輝度は1平方メートルあたり最大約800カンデラで、屋外での視認性も確保している。

 OSには、拡張性に優れた「Android 9.0」を採用している上、本体一体型のアタッチメントオプションとして、バーコードリーダーやスマートカードリーダーなどをラインアップしている。

 価格は、オープンプライスで、生産台数はシリーズ全体で14万台を見込んでいる。

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