豊洲で延べ約12万m2の複合開発、日本初“都市型道の駅”で都市のデジタルツイン:プロジェクト(1/2 ページ)
清水建設は、東京都江東区で複合開発計画「(仮称)豊洲6丁目4-2-3街区プロジェクト」の開発を進めている。街区内に建設する都市型道の駅「豊洲MiCHiの駅」には、音声ナビゲーションシステムや交通・防災情報をタイムリーに発信するデジタルサイネージを実装し、施設の利便性を高める。
清水建設は、東京都江東区豊洲で、2021年秋の開業に向け開発を進めている「(仮称)豊洲6丁目4-2-3街区プロジェクト」の街区内に、日本初の“都市型道の駅”「豊洲MiCHiの駅」を整備することを明らかにした。
交通広場には東京BRTや高速バスが乗り入れ
(仮称)豊洲6丁目4-2-3街区プロジェクトは、オフィス棟(4-2街区)とホテル棟(4-3街区)で構成されている。
、ホテル棟(左)とオフィス棟(右)の間にバスターミナルを配置≫ 出典:清水建設
オフィス棟は、鉄骨造(免震構造)地上12階/塔屋1階建てで、延べ床面積は約8万9100平方メートル。敷地面積は約1万6110平方メートルで、用途はオフィスや店舗、駐車場、交通広場。1フロアが約6611平方メートルに及ぶ国内最大級のオフィススペースを有する大規模賃貸オフィスビルで、研究開発施設やスタジオなど特殊な用途に応えられるフロアも用意している。
ホテル棟は、鉄骨造地上14階/塔屋1階建てで、延べ床面積は約3万2300平方メートル。敷地面積は約8340平方メートルで、用途はホテルや店舗、駐車場。共立メンテナンスが運営するアーバンリゾートホテル「ラビスタ東京ベイ」(582室)が入居し、最上階には大浴場やエステ、プール、アスレチック施設を備え、将来的に観光客の増加が予想される豊洲エリアでの観光・ビジネス客の宿泊需要に対応したエリア最大規模のホテルを目指す。
両施設の所在地は東京都江東区豊洲6丁目4番で、工期は2019年4月〜2021年8月。
プロジェクト全体は、大規模賃貸オフィスビルと豊洲エリア最大規模のホテルを核とする総延べ床面積約12万平方メートルの複合開発計画。計画地は、東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「市場前」駅と隣接し、オフィス棟とホテル棟の間に設ける交通広場には、都心と接続する東京BRT(バス高速輸送システム)と、羽田・成田空港が運行ルートにある高速バスが乗り入れる予定だ。
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