ニュース
起工測量や出来形確認の精度を高める「ARES Commander 2020」活用法:Graebert Japan Annual Meeting 2020(2/2 ページ)
Graebert が2020年4月、国内で発売したDWG互換CADソフト「ARES Commander 2020」は、IFCやRevitファイルのインポートに応じており、BIMモデルのビューイングや属性情報の取り込みが可能な他、別売りの新プラグイン「UNDET Point Cloud Plugin for ARES Commander」を使用することで、点群データも読み込めるなど、機能が拡張されており、業界で関心を集めている。
段彩点群データにオルソモザイク写真などを重ね施工量を可視化
続けて、施工計画の見える化と出来形の確認に役立つデータを作成する手順が解説された。背景を航空写真で補完した平面図を参考にして、ドローンで写真測量を行い、現場の点群データとオルソモザイク写真を取得する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「ARES Standard」と「ARES Commander」の新バージョンはBIM連携を強化
Graebertは、低価格ながら業界標準の2DCADと同様に使えるDWG互換CADクラウドサービス「ARESシリーズ(旧:JDraf)」のうち、「ARES Standard」と「ARES Commander」をバージョンアップした。新バージョンは、BIMモデルから属性情報を抜き出せるなど、BIM連携を強化している。 - 点群データで仮設道路計画を簡単作成、山間工事を効率化
山間部における道路工事やダム工事などでは、事前に重機が現場にアクセスするための工事用仮設道路を建設する場合がある。大林組は従来数日かかっていた仮設道路の計画を、点群データを利用して数時間で作成できる3Dソフトを開発した。実際の現場に導入し、工事の省力化や短工期化に役立てる。 - Autodesk Revitで作成したBIMモデルをPDFに変換、点群対応などで2年以内に契約数3倍を目指す
スマートスケープの3D PDF作成ツール「建設業向け3D PDF製品シリーズ」は、2018年10月末時点で導入企業が累計100社を突破した。近年のi-Construction推進により、土木インフラ分野で3DスキャニングやCIMモデルの普及がさらに見込まれるため、点群データへの対応やCIMソフトウェア「Autodesk Civil 3D」の取り込みなどの機能を拡充して、今後2年間でサブスクリプション契約数を3倍にまで拡大を目指す。 - 点群データをBIMへ、連携機能を強化し形状やパラメータを活用可能に
エリジオンは、3次元点群データ処理ソフトの新バージョンをリリースした。点群からのCADモデル化機能とデータ出力機能を拡張し、各種BIMソフトウェアとの連携強化を実現したことが特徴だ。