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エプソンCAD向けプリンタのスタンダード機、大容量770mlカートリッジでインクコスト減:CAD(2/2 ページ)
エプソンは、CAD向けに、A1/A0幅の大判インクジェットプリンタを発売する。ニューモデルは、110mlと350mlだった2種類のインクカートリッジに、大容量の770mlが加わり、インク容量の異なるカートリッジを併用することで、ランニングコストを抑えられるのがウリとなっている。
スキャナー同梱モデルもラインアップ
操作面では、大型のカラータッチパネルを装備し、画面表示は誰でも一目で分かるイラストのアイコンでガイド。赤外線タッチパネルのため、手袋をしたままでの操作も可能だ。
別売りのスキャナーに関しては、A3/A4/シートフィールドの3種類のセットモデルを展開。従来機と同様にスキャナーと接続することで、PCを使わずタッチパネルだけで操作が完結する。USBメモリを直接、プリンタに差して、TIFFやJPEGのファイルをタッチパネルで選択して印刷することができ、通年で使うポスターなどのデータをUSBメモリに保存しておけば、PCを介さずに必要な時に何度でも再印刷することが実現する。
また、スキャナーのみだった拡大コピー機能が、エプソン製の複合機もサポート。拡大コピー機能に対応したエプソン製複合機を既に保有している場合は、プリンタ本体を購入するだけで、拡大コピーに対応する大判プリンタとしても利用できる。
新機種の価格は、24インチ幅で脚付きのSC-T3455が25万8000円、スタンドの無いデスクトップモデルのSC-T3455Nが21万8000円、36インチ幅のSC-T5455が31万8000円(全て税別)。エプソンは、新機種の販売目標を1年間で1700台と設定している。
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