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インタビュー

【独占取材】1棟ごとに建材が異なる“邸別生産”で、積水ハウスがAIを自社構築した真意住宅×AI(2/4 ページ)

施主の要望に可能な限り応える「邸別自由設計」を家づくりのモットーとする積水ハウスは、部材の製造でも1棟ごとにカスタムメイドする「邸別生産」を基本方針としている。1棟1棟で異なる多品種小ロットの邸別生産と、常に性能や品質が安定した高精度な部材を供給する生産の合理性を両立させるべく、ここ数年は、AI・IoT・ビッグデータを駆使した独自の生産ラインの整備やロボット技術の導入で、住宅生産のスマート化に全社を挙げて取り組んでいる。

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高機能部材を集中生産し、一般部材と組み合わせて施工現場へ

 集中生産の設備投資は、積水ハウスで主力商品の高級2階建て鉄骨住宅のラインアップ「イズ・シリーズ」で、無柱かつ大空間に不可欠な構法「ダイナミックフレーム・システム」の生産力向上にまず着手した。

 次に、他社と住宅ブランドを差別化するため、木造の注文住宅ブランド「シャーウッド」向けオリジナル焼き物外壁材、中層住宅ニーズの増大と非住宅分野への進出を見据えて、3/4階建て重量鉄骨の構造材「フレキシブルβシステム」の生産力強化をそれぞれ行ってきた。


「イズ・シリーズ」の天井高2.74メートルの無柱大空間と連続する大開口で縦横に拡がるスローリビングを可能にする「ダイナミックフレーム・システム」

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