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延べ36万m2の複合施設「Otemachi One」が竣工プロジェクト(2/3 ページ)

三井物産ビルやOtemachi One タワー、緑地空間「Otemachi One Garden」で構成される複合施設「Otemachi One」の開発が完了した。当初は2020年5月12日に開業予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、2020年内にオープンすることになった。

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店内の混雑状況を可視化するシステムを導入

 Otemachi Oneの地下2階〜地上1階にある商業施設ゾーン「Otemachi One Avenue」には、飲食店を中心に30店舗の出店が決まっている。飲食店舗は、空き状況確認サービス「VACAN」を採用しており、店舗利用者が店内の混雑状況をスマートフォンやPCで確かめられる。エリア内は、地下でありながら四季の移ろいや風を感じる場としてデザインされ、吹き抜け空間により開放感も演出している。


Otemachi One Avenueのイメージ 提供:三井不動産

 Otemachi One タワーの3階と34〜39階には、フォーシーズンズホテル東京大手町が、2020年7月1日に開業する。総客室数は190室で、世界的なインテリアデザイナーであるジャン・ミシェル・ギャシーが率いるチーム「Denniston International Architects and Planners」が客室や共用施設のインテリアデザインを担当している。

 共用施設には、プール付きのスパやラウンジ、ビジネス旅行者が利用可能なプライベート・リビングルームを設けている。3階にボールルームと小会議室4部屋を含む合計1300平方メートルを超えるイベントスペースを備えており、結婚式や大規模なミーティングにも応じられる。また「デザイン スタジオ SPIN」が、39階にあるレストランの意匠設計を手掛けており、ショーキッチンと屋外テラスを備えたリラックス空間でイタリア料理などが楽しめる。


フォーシーズンズホテル東京大手町の外観(左)と内観(右)のイメージ 提供:三井不動産

 三井物産ビルには、2020年5月に三井物産の新本社が移転した。新本社では、社内改革の取り組み「Work-X(Workplace Experience)」により、指定されたエリアでワークスペースを選べるグループアドレス制をテスト導入する。

 三井物産ビルの3階には、国際会議や商品発表会といったビジネスイベント、音楽ライブなどの用途で活用が可能な施設「大手町三井ホール」が開業する。約700平方メートルのホールは、高さ約7メートルのガラス壁を採用しており、屋外の緑地空間を見渡せる設計となっている。さらに、約380平方メートルのホワイエと一体活用することで大空間として利用できる。隣接する貸し会議室「大手町三井カンファレンス」と併用すればさらに活用の幅が広がるという。


大手町三井ホールの利用イメージ 提供:三井不動産

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