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延べ36万m2の複合施設「Otemachi One」が竣工プロジェクト(1/3 ページ)

三井物産ビルやOtemachi One タワー、緑地空間「Otemachi One Garden」で構成される複合施設「Otemachi One」の開発が完了した。当初は2020年5月12日に開業予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、2020年内にオープンすることになった。

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 三井物産と三井不動産が、東京都千代田区大手町で開発していた複合施設「Otemachi One」が2020年2月に竣工した。

地上30階以上の建物を2棟などで構成

 Otemachi Oneは、三井物産ビルやOtemachi One タワー、緑地空間「Otemachi One Garden」で構成されており、総延べ床面積が約35万7700平方メートル。計画地は東京都千代田区大手町1丁目2番1号で、敷地面積は約2万900平方メートル。三井物産ビルが地下5階/地上31階建てで、最高高さが約160メートル。Otemachi One タワーが地下5階/地上40階建てで、最高高さが約200メートル。


Otemachi Onenoの全体像のイメージ 提供:三井不動産

 主要用途は事務所や商業、多目的ホール、ホテル、駐車場、地域冷暖房施設。設計・監理は日建設計・鹿島建設設計共同企業体が担当し、施工は鹿島建設が担い、デザインアーキテクトはSkidmore, Owings & Merrill(SOM)が受け持った。

 Otemachi One タワーには、農林中央金庫や出光興産、デル、PwC Japanグループ、UBSグループなどの入居が決定しており、現時点ではほぼ満室となっている。入居企業が使えるアメニティーやエグゼクティブ向けサービスに加え、テナント企業向け会員制サービス「mot. 三井のオフィス for Tomorrow/Mitsui Office for Tomorrow」や法人向けシェアオフィス「ワークスタイリング」も備えている。


mot. 三井のオフィス for Tomorrow / Mitsui Office for Tomorrowの構造 提供:三井不動産

 2020年12月にオープンするmot. 三井のオフィス for Tomorrow / Mitsui Office for Tomorrowは、Otemachi One タワーの5階に設置されており、食堂やコワーキングスペース、カンファレンスルーム、フィットネスルームを配置。カンファレンスルームは、87平方メートルの大会議室を3室、44平方メートルの会議室を2室、約10平方メートルの会議室2室を用意している。

 ワークスタイリングは、Otemachi One タワーの6階に2021年開業予定で、10分単位で使える法人向け多拠点型シェアオフィス「ワークスタイリングSHARE」と、多様化する企業のニーズや多様なビジネスシーンに合わせた法人向けフレキシブルサービスオフィス「ワークスタイリングFLEX」を併設している。


ワークスタイリング SHARE(左)とワークスタイリング FLEX(左)のイメージ 提供:三井不動産

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