三井不動産がロサンゼルスで、延べ床面積8万m2の高層賃貸住宅を開発:プロジェクト
三井不動産は、2013年からニューヨークやサンフランシスコなどで賃貸住宅事業を本格的に進めており、米国で計13物件、約3000戸の賃貸住宅事業を展開している。また、2019年に拠点をロサンゼルスに設立し、アメリカ西海岸エリアでの事業推進体制を強化している。2020年には、ロサンゼルスで賃貸住宅「(仮称)8th&フィゲロア」の開発をスタートした。
三井不動産はこのほど、米国の子会社Mitsui Fudosan Americaを通じて、米カリフォルニア州のロサンゼルスで、賃貸住宅「(仮称)8th&フィゲロア」の開発に着手した。
プールやBBQラウンジ、スカイスパを完備
8th&フィゲロアは、RC造地上41階/地下4階建てで、延べ床面積は約8万平方メートル。所在地は733-744 S. Figueroa Street, Los Angeles, CAで、敷地面積は約4700平方メートル。賃貸面積は3万5000平方メートルで、総戸数は438戸。用途は賃貸住宅(地上階に一部店舗)で、工期は2020から2022年。
アクセスは、地下鉄「7th St./ Metro Center」駅から徒歩約2分、高速110号線の出入口から車で約3分の立地。ハリウッドやサンタモニカにも出やすく、高い交通利便性を備えている。8th&フィゲロアが位置するダウンタウンは、近年職住近接志向の高まりから若年層を中心に人口の流入が進んでおり、オフィスや住宅、商業施設、スーパーマーケット、ラッグストア、コンサートホールなどの施設が集積している。
建物は、1階に屋外テラススペースを併設する店舗を誘致するとともに、建物前の歩道を拡張整備し、賑(にぎ)わいを創出する。5階のアメニティーデッキには、プールやBBQラウンジ、ドッグランやたき火台などの設備を設け、居住者がアウトドアイベントを楽しめる空間を目指す。建物内には、大型のコワーキングスペースやフィットネスルーム、プライベートダイニングを設置し、最上階には、ラウンジやスカイスパを配置する予定だ。専有部はさまざまな間取りをラインアップし、多様な顧客のニーズに応える。
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