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計器自動読み取りサービス「LiLz Gauge」、電源が無い現場でも計器データを取得設備点検を変える次世代メンテナンスサービス(2/3 ページ)

プラントやビルなどの日常点検で、圧力計や電圧計といった計器が表示する値を確認する業務が作業員の負担になっている。重荷となるのは、異状が発生していないのに現場に確かめに行くことで生じる移動時間や目視のチェックにより発生する数値の誤入力などだ。問題を解消する製品として、LiLzはアナログメーター自動読み取りサービス「LiLz Gauge」を開発した。

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――電源の無い空間で遠隔点検が可能なLiLz Camを作れた理由

大西氏 LiLzが、対象とする現場は電源が無かったり、通信環境が整備されていなかったりと、データを収集する上で制約があった。機械学習だけに特化した体制では、厳しい環境で情報を集められる機体の設計は難しい。だが、LiLzは、IoTと機械学習の両方に注力しているため、過酷な現場でも機能するLiLz Camの機体が作れた。


機械学習とIoTの両方の知見を生かし、電源の無い環境で情報を集められる機体を設計

LiLz Cam

LiLz Gaugeの導入効果:

ビルメンテで“設備の目視巡回をゼロ”にする?高砂熱学工業×AIベンチャー「LiLz Gauge」

 高砂丸誠エンジニアリングサービスが管理している工場で行った現地の実態調査に基づくシミュレーションで、判明したLiLz Gaugeの導入効果を掲載。延べ床面積約6万平方メートルの施設で、総点検項目は約650項目。LiLz Gaugeの適用メーター数は約300個で、従来手法の点検では1日7〜8時間かかっていた点検時間をを大幅に短縮させることに成功した。

――LiLz Camの製造体制と機体の特徴

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