新TODAビルに情報発信型のミュージアムを開設、戸田建設:プロジェクト
戸田建設は、ソニー・クリエイティブプロダクツとタッグを組み、京橋1丁目東地区B街区に2024年に竣工予定の「(仮称)新TODA BUILDING」に、クリエイティブなコンテンツを専門的に扱う情報発信型のミュージアムを開設する。
戸田建設とソニー・クリエイティブプロダクツは2019年11月20日、京橋1丁目東地区B街区に2024年に竣工、オープンする予定の「(仮称)新TODA BUILDING」にクリエイティブなコンテンツを専門的に扱う情報発信型のミュージアムを開設することに合意したことを発表した。
情報発信型ミュージアムは延べ3600m2
新TODA BUILDINGは、延べ床面積約9万5000平方メートル、地上28階・地下3階建て。主な用途はオフィス、ミュージアム、ギャラリー、イベントホール、コワーキング施設、店舗などを予定している。
低層部には、来場者が芸術・文化を体感できる「ミュージアム・ギャラリー」、若手芸術家の創作活動を支援する「創作・交流施設」、芸術作品の展示やイベントを開催する「情報発信施設」といった文化貢献施設を整備する。併せて地上部分には、文化イベントや地域活動を展開する広場「(仮称)アートスクエア」を設ける。
情報発信型ミュージアムは、新TODA BUILDINGの6階に位置しており、延べ床面積は約3600平方メートル、展示室面積は約1200平方メートル、天井高は5メートル。設置設備は温湿度管理に対応している他、照明、消火設備は美術館基準に準拠している。付帯施設はミュージアムショップとカフェ。
ミュージアムは、従来の美術展とは一線を画すクリエイティブなコンテンツを専門的に扱う施設とする。
具体的な分野としては、音楽、映画、アニメ、建築、現代アートなどを想定しており、豊富なコンテンツを有するソニーミュージックグループを核に、新聞社やテレビ局、広告代理店、出版社などと協力して、話題性と集客力に富んだ展覧会を開催することを想定している。
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