有楽町エリアの再構築を大幅前進、新タイプの店舗とコミュニティーで起業を後押し:プロジェクト(1/2 ページ)
三菱地所は、有楽町エリアの再構築の一環として、2019年12月2日、クリエイティブな人材の育成と活躍を後押しするプロジェクト「Micro STARs Dev.」をスタートした。
三菱地所は2019年12月2日、有楽町エリアの再構築に向けた先導プロジェクト「Micro STARs Dev.」を始動した。
ソフト面の強化を目標にプロジェクトを始動
有楽町エリアは、ビジネスの中心地でありながら、日生劇場や東京国際フォーラムなどの多様な施設を有する。三菱地所は、このような特性を踏まえ、有楽町エリアの再構築で、クリエイティブな人材が集まりやすい環境を整備するとともに、活躍する場と仕組みづくりを一層推進することが必要と考え、Micro STARs Dev.を立案するに至った。
2019年12月2日に都内で開催された記者発表会で、三菱地所 丸の内開発部長の吉田誉氏は、「丸の内エリアでは施設の建て替えが前進した一方、有楽町エリアはまだ、建て替えされていない建物が多く、今後再開発を進めていく」と語った上で、Micro STARs Dev.について説明した。
Micro STARs Dev.は、「街の輝きは人がつくる」をコンセプトに、多彩な人材の交流と協業を促進し、世界に通用する新たなアイデアや製品、優秀な人材を育てられる仕組みを有楽町で構築することを目指すプロジェクト。
プロジェクトを後押ししていくプロデューサーとして、地域プロデュースや企業ブランディングで実績を持つumari 代表取締役社長の古田秘馬氏を中心に、さまざまなジャンルの16人が参画する。
「Micro STARs Dev.をスタートした理由は、有楽町エリアのソフト面を強化するためだ。Micro STARs Dev.では、魅力的な機能を有楽町エリアに実装するとともに、クリエイティブな人材が集まり、さまざまな製品やアイデアを生みだし、この成果をハード面の開発にもつなげていきたいと考えている」(吉田氏)。
Micro STARs Dev.の具体的な取り組みとしては、多機能市場「有楽町『micro FOOD & IDEA MARKET』」を2019年12月2日にオープンする他、ワーキングコミュニティー「『SAAI』Wonder Working Community」の会員募集を12月4日に開始する。なお、SAAIの開業は2020年2月中旬を予定している。
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