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三井不動産のロジスティクス事業が加速、船橋の大型物流施設は完成間近プロジェクト(2/3 ページ)

三井不動産は2012年、わずか10人で構成される物流施設事業部を発足し、2015年にロジスティクス本部として独立。2016年に三井不動産ロジスティクスパークとして上場した。2019年10月末時点で、開発を手掛けた物流施設26件(延床面積220万平方メートル)が稼働済みだ。急速に発展を遂げた三井ロジスティクスパークは2019年11月5日、船橋エリアの「街づくり型ロジスティクスパーク」の第2期の完了と第3期の着手を告知した。

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展示される物流機器は従来ショールームの2倍以上

 MFLP 船橋・&GATE内では、入荷から出荷まで全てのワークフローを自動化した“フルオートメーション物流モデル”を展示するショールーム「MFLP ICT LABO 2.0」が2020年2月から稼働する予定だ。


MFLP ICT LABO 2.0のイメージ 提供:三井不動産

 MFLP ICT LABO 2.0は、MFLP 船橋I内で運用していた「MFLP ICT LABO」の約10倍の面積で、ディスプレイされる物流機器も2倍以上を見込んでいる。

 フルオートメーション物流モデルには、さまざまな最先端物流ICT製品を選定する上、在庫管理や各機材の処理能力・起動スピードを調整するWMS(倉庫管理システム)をはじめから作り上げる。トラックコンテナに商品が積載されるところから搬出されるまで、人手なしで荷物が搬送される一連の流れを観覧可能だという。

 2019年9月に着工したMFLP 船橋IIIは、地上8階建て、免振構造で、延床面積26万8400平方メートルを誇る三井不動産ロジスティクスパーク過去最大の開発物件で、2021年6月の完工を想定している。所在地は千葉県船橋市浜町。


「MFLP 船橋IIIの外観イメージ 提供:三井不動産

 MFLP 船橋IIIと同時竣工する見通しの緑地空間は、約2万平方メートルの広さで、地域にも開かれる交流拠点として配置される。スケートリンクを誘致することが決定しており、国際スケート連盟基準準拠の60(長さ)×30(幅)メートルのAリンクと、練習場となるBリンクが置かれる。


緑地空間のイメージ 提供:三井不動産

 MFLP 船橋IIIと緑地空間の工事が完了することで、総延べ床面積70万平方メートルの街づくり型プロジェクト“MFLP 船橋”が完成する。

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