ニュース
設計・施工でBIM連携を成功させるには?矢作建設工業のケース:Autodesk University Japan 2019(4/4 ページ)
「Autodesk University Japan 2019」のセッションのうち、建築業向けのセッション矢作(やはぎ)建設工業の講演を紹介する。矢作建設工業では、設計・施工一貫でのBIM活用に取り組んでいる。講演では、意匠・構造の設計で作成したBIMモデルをその後の施工フェーズでもスムーズに使うにはどうすべきか、プログラミングツールDynamoを使用する利点など、実例を交えながら提案した。
時間軸を採り入れた4次元BIM
今回の講演では、FAST Hybridの連携例として、BIMモデルを鉄骨建方計画に採り入れたクレーンを使った施工シミュレーションを紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- CIM×ARのインフラ維持管理、点検画像と変状情報を点群データ上に表示
建設コンサル最大手の日本工営は、ARとCIMモデルを活用したインフラの維持管理を行っている。CIMモデル上にMicrosoft HoloLensで取得した点検情報や画像を貼り付け、一目で以前の点検内容が分かる独自のシステムを構築した。 - 「Autodesk Revit」で旭化成建材・岡部の柱脚262点が利用可能に
オートデスクが提供するBIMソフトウェア「Autodesk Revit」のアドオン「ST-Bridge Link」がバージョンアップし、旭化成建材と岡部の柱脚工法262点が新たに追加された。 - 構造設計の非効率をBIMで改善、日本設計が新しい業務フローを構築
日本設計は、BIMを活用した構造設計業務の新しいワークフローを構築。これにより意匠、構造、設備の全てでBIMを活用する体制が整った。今後新規案件を中心にBIMの積極的な活用を進めていく方針だという。 - 日本設計とオートデスクの提携が次の3年で目指す「BIMの可能性」
日本設計とオートデスクは、BIMに関するパートナーシップ契約を2015年に結んでいるが、このたび新たに3年間の契約を更新する。この提携では今後、BIMを中心に据えて、日本設計が得意とする“超高層・大型案件”への対応や世界的にも遅れている“電気設備BIM”など、建築物の今以上の高品質化・高性能化に、BIMを最大限活用して取り組む。