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「労働力調査」データに見る建設技術者を取り巻く雇用環境建設業の人材動向レポート(13)(2/3 ページ)

本連載では、ヒューマンタッチ総研が独自に調査した建設業における人材動向をレポートする。第13回目となる今回は、総務省統計局の「労働力調査」をベースに、建設技術者を取り巻く雇用環境がどうなっているのかをリサーチした。

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女性の就業率が4.8ポイント上昇して51.3%となる

 就業率の推移を男女別に見ると、男性の就業率は2008年の69.9%から2018年には69.3%(2008年比▲0.6イント)となり、やや低下しているが、女性の就業率は2008年の46.5%から2018年には51.3%(2008年比+4.8ポイント)に上昇しており、女性の就業率向上が就業者数の増加を支えていることが分かる(図表3)。


【図表3 男女別の就業率の推移】 出典:総務省統計局「労働力調査」より作成

■建設業の就業者数は2011年以降横ばいで推移

 次に、建設業の就業者数を見ると2002年の618万人から大幅な減少傾向が続き、2011年には502万人となった。その後は横ばいでの推移が続き、2016年には495万人に減少したが2018年には503万人に増加している(図表4)。


【図表4 建設業就業者数の推移】 出典:総務省統計局「労働力調査」より作成

■建設業就業者の55歳以上の比率は24.8%から34.8%に増加

 建設業就業者の年齢層別の構成比を見ると、65歳以上は2000年の6.3%から2018年には15.5%に増加、55〜64歳も18.5%から19.3%に増加している。両者を合わせた55歳以上の比率で見ると、2000年の24.8%から2018年には34.8%となっており、高齢化が進んでいることが分かる(図表5)。


【図表5 建設業就業者における年齢層別の構成比】 出典:総務省統計局「労働力調査」より作成

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