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天井内設備材料を床面から直接揚重、取り付け作業アシスト機械を開発:製品動向
竹中工務店、相互、カナモト、朝日機材は、施工性と安全性の向上を目的とした天井内設備材料の取り付け作業アシスト機械「アップロー」を共同開発した。関係レンタル会社からレンタルも開始する。
竹中工務店、相互、カナモト、朝日機材は2019年8月1日、施工性と安全性の向上を目的とした、天井内設備材料の取り付け作業アシスト機械「アップロー」を共同開発したと発表した。既に特許出願済みで、同月2日からレンタルを開始する。
配管やダクトなど天井内設備材料を床面でフォーク上に配置し、そのまま最大4.2メートルまで揚重する。最大荷重は500キログラム。本体部は全長1.6×全幅1.0×全高2.0メートル、本体重量は500キログラムだ。安全装置として、緊急停止スイッチ、過荷重リミット、水準器、上昇時移動停止リミット、材料ズレ止めストッパーを備えている。
これまで、重量のある天井内設備材料は専用の揚重設備を天井に設置する必要があり、準備に時間がかかっていた。竹中工務店は今後、共同開発した機械の作業所への適用や改良を重ねていくとしている。
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