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売り上げ目標3000億円を推進する体験スペースを開設、空気質・水質を再定義し新たな価値創出:空気質・水質の新たな体験価値提案スペース「Reboot Space」(2/3 ページ)
パナソニック エコシステムズは、オフィスやホテル、店舗、病院、商業施設といった非住宅向け事業を加速させている。
映像に連動した香りを気流で届けるデジタルサイネージ
Reboot Spaceは「臨場感」「自然感」「集中サポート」「清潔安心」といったテーマをそれぞれ表現した4つのスペースで構成されている。
臨場感をテーマにしたスペースには、特殊なデジタルサイネージが設置されているのが特徴。デジタルサイネージの上部と下部の吹き出し口から排出される気流は、画面中央部で衝突し、画面から風が吹いているようなエアーフローを実現している。
映像の内容に合わせて、ピンポイントに気流に香りを乗せられる上、残り香の残留時間なども計算された仕様となっているため、次に送られる匂いとぶつからない設計。2019年8月5日に行われたデモンストレーションでは、映された内容に合わせて、森林やフローラルの芳香が気流に付加された。商業施設やビルのエントランスロビー、待合場所を想定したディスプレイとなっている。
自然感をテーマにしたスペースは、屋久島で取得したデータを基に、自然の風を再現した誘因気流を実現している。この誘因気流は、床下のエアコンから発生しており、リラックス効果を生む1/fゆらぎの要素を取り入れている。吹き出し口は設置された複数の柱に装着されている。
この他、自然の水循環サイクルをイメージした水流装置、照明、スピーカーなども設置されている。風量やスピーカーの音声、照明の強さなどを変え、朝もしくは夕方をイメージした仕様に変えられる。ビルのエントランスや待合室、オフィスの休憩所をモデルとした展示となっている。
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