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OKIの“マルチホップ無線”で危険車両の侵入を警報、技術転用で現場の安全管理もメンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019(3/3 ページ)

OKIは、自社のマルチホップ無線を活用して、高速道路の工事で車線規制をする際に危険を知らせるシステムを開発した。

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危険エリアに侵入した作業者を検知

 ブースでは、920MHz帯無線「SmartHop」を活用した「可搬型エリア侵入監視システム」も参考出展した。

 360度をカバーする全方位カメラと3DLiDARを一体化した筐体で、半径25メートル以内の範囲で立入禁止エリアに侵入してきた作業者などを常時監視する。人物の検出は、LiDARのレーザー光で侵入物の位置を検出し、画像からは人を判別する。


「可搬型エリア侵入監視システム」の概要

 システム構成は、電光板に取り付ける場合は、上部に一体化筐体機、背面にLiDAR・画像のデータ処理を行うIoT-GWと920MHz帯無線の警報送信機。警報を知らせる警告灯や警報器には無線子機を取り付ける。さらにネットを介すことで現場監督のタブレットや監視センターにも通知され、広範囲な複数の立ち入り禁止エリアを1台の可搬装置で遠隔監視することが可能になる。

 利用方法としては、作業員の上にクレーンから資材が落下する事故、クレーン・バックホーの旋回による接触、作業員の転落などの防止で、危険性の高い範囲をあらかじめ設定して、侵入したら警告音を出すなどで防ぐことが想定されている。


監視画面。右のウィンドウで人物を検知
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