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レーザーで橋梁のサビを除去!トヨコーが実演でみせたCoolLaserの威力:産業とくらしの関東グランドフェア2019(2/2 ページ)
トヨコーは、全国で進む橋梁やトンネルといったインフラの老朽化に対する新たな技術「CoolLaser」を開発し、2018年から本格的なレーザークリーニングの事業化に乗り出している。
現場とシステム車をつなぐケーブルはMAX100mまで対応可
主なメリットとしては、延命化、作業性の向上、環境への配慮の3つがある。構造物の延命化では、サビの原因となる肉眼では見えない塩分を高温で完全に蒸発させてしまうため、サビの再発防止につながる。
作業面では、作業者が扱うのは軽量のレーザーヘッドのみのため、構造が複雑な橋脚と橋桁をつなぐ部分や入り組んだ場所であっても、スムーズに作業が行える。さらに廃棄物は、サビや塗膜などのもともとの除去対象物のみしか出ない。レーザーによって蒸散した除去対象物は、集塵(しゅうじん)機で回収するため、作業者は安全な環境で作業できる。
CoolLaserのシステムは、2トントラックのシステム車にチラー、発振器、コンプレッサーを積み、現場までケーブルを伸ばして作業に当たる。ケーブルの長さは最大100メートルまで伸ばせ、車が入れないような狭い場所でも作業することが可能だ。
現場では、作業者の頭部を守るクーレーザーガードを着用し、システム車から伸ばしたケーブル先端に備えられているヘッド部分を持って、レーザーを照射。レーザー管理者がコントロールユニットで、レーザー出力などを操作するため、作業者は集中してサビ取りに専念できる。
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