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「次に来るのは“大脳積んだドローン”」UAV開発の先駆者・野波健蔵氏の講演から探る第5回国際ドローン展(4/4 ページ)

日本ドローンコンソーシアム(JDC)の野波健蔵会長(千葉大学名誉教授)は、「第5回国際ドローン展」で特別講演を行った。野波会長は、1998年から完全自律型ドローンのマルチコプター(UAV)開発に携わり、大学発ベンチャー自律制御システム研究所(ACSL)を立ち上げるなど、国内におけるドローン界の第一人者。これからのドローンには何が必要か、また、土木・建築領域で活用が拡大していくにはどんなことが壁になるのかを野波会長の講演から読み解く。

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ドローン市場はソフトウェアエンジニア争奪戦の様相に

 「フォールトトレランス/フェイルセーフ」と呼ばれる墜落しないドローンの機能とは、飛行中の異常診断が可能で、ミッションの継続・中止の判断を自ら判断するものだ。頑強なフライトコントローラーを持って、あらゆる事態を補完し適応できる能力を持ち、最悪でも不時着はするが墜落はしない制御系を構築している。

 “大脳”を積んだドローンは、「ビジョンのみでも目的地まで飛行できる生物型飛行」と表現される。危険回避や実時間経路計画と再計画など、知能型飛行をAIにより自律的に行う。気象や電波を含む3次元環境変化の瞬時認知を可能にし、正確な自己位置の認知機能を実装している。そこでは、GPSを使わずに地上支援システム(UTM)などとカメラなどを使用して、長距離を飛行させ、目的地に高精度で着陸できる鳥のような飛行ができるという。

 さらに、野波氏は「そうした課題と展望を踏まえると、最も求められているのがソフトウェアエンジニアだ。世界的に人材が不足しており、獲得競争が激化している。ソフトウェアを開発する人材の確保・育成が新たな世界的な課題として浮かび上がってきている」と示唆し、締めくくった。


ドローン人材の需要
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