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NEXCO中日本、“横360度・縦90度”自在に動くカメラで橋梁桁接合部などの死角点検が可能なドローンジャパン・ドローン2019(2/2 ページ)

NEXCO中日本は「ジャパン・ドローン2019」で、特許出願中の構造物点検調査ヘリシステム「SCIMUS-03」の実機を展示し、新たなインフラ構造物の点検方法を示した。

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ドローンの上下の動きを抑制し、安定した撮影が可能に

 また、構造が複雑な上部工に接近するため、プロペラガードを備えており、軽微な接触でも機体にダメージを受けない。暗い部分の撮影となるため、ストロボも装着し、撮影に必要な照度を確保する。

 特許出願中の「床版接触撮影工法」は、機体上部に取り付けられた“接触ポール”で、ドローンが上下する動きを抑制。構造物にポールを付けて安定したホバリングをしながら撮影することができる。


特許出願中の「床版接触撮影工法」

機体に取り付けられた接触ポール

「SCIMUS-03」で鈑桁の塗膜割れ検出

 なお、他のSCIMUSシリーズは有線タイプで、01は地上高が50〜100m(メートル)で、幅員が広く、点検車両のアクセスが難しい“床版”や海上/河川上などの床版を対象。有線のため、電源供給で長時間のフライトができる利点がある。02は、橋梁下部の橋脚や支承の点検用途として、新東名高速などのインフラ点検で活用されている。


「SCIMUS-01」のフライト
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