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山口土木が堅牢PC「Latitude Rugged」を現場で活用、工期が3分の2に短縮し売り上げ倍に(2/3 ページ)

ICTの全面的な活用を導入し生産性向上を図る山口土木は、デルの高耐久タブレット「Rugged」を現場で積極的に活用している。導入を決定したのは、同社の取締役 統括技術部長兼総務部長・松尾泰晴氏。「プロの土木アスリートとして、新しい建設業のスタイルをつくる」を掲げ、業務効率化の実績は業界内でも高く評価されている。

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工期が3分の2に短縮し、売り上げが倍に

 実際にデルのPCタブレットは現場で、測量業務などに活用されている。同社がある岡崎市内の宅地造成現場では、その隣で、現在新たな宅地の造成を手掛けている。測量のデモンストレーションを見せてくれたのは、現場管理者の本多忠則氏。


杭打ち作業のデモを見せる本多忠則氏

 測量して杭打ちをした後、GNSS測量機で現場の座標点をレーザースキャンする。3Dデータを構築する際は、ドローンによって上空から撮影した現場のデータを重ね合わせて3次元データを作成する。これらの一連の作業は、今では1人でこなしている。自動化されたレーザースキャンとRugged PCタブレットを使用することで人員と工程を大幅に省略することが可能になったという。


ドローン「Mavic2 PRO」による空撮

レーザースキャナー「GLS200」

 構築された3Dデータは、CADデータを組み合わせ、データ変換することで、VRとして使用することもできる。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着し、着工前に施主や周辺住民との合意形成を図ることに利用している。また、3次元データは、現場でRugged PCタブレットを使用して、データを確認しながら作業を進めることもあり、作業のやり直しなど手戻りを無くすことに役立っているという。


造成工事での3次元モデル

造成工事での3次元モデルをVRで可視化

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