建設業の求人に関して企業に詳しく公開してもらいたい情報とは?独自のアンケート調査から探る(3):建設業の人材動向レポート(3)(2/2 ページ)
本連載では、ヒューマンタッチ総研が独自に調査した建設業における人材動向をレポートする。まず「建設技術者の仕事への満足度と転職意識に関するアンケート調査」の結果について3回にわたり詳しく紹介する。建設技術者にフォーカスした調査は非常に少なく、本調査の結果が、建設技術者の転職に関する実態を的確に把握して、その採用・定着に向けた戦略を考えるうえで少しでもお役に立てれば幸いである。
■30歳代で詳細な情報へのニーズが最も高いのは「配属される職場の具体的な業務内容」
30歳代において、詳細な情報へのニーズが高いのは「配属される職場の具体的な業務内容」(75.9%)、「給与・賞与・手当など」(70.7%)、「残業時間」(63.8%)となった(図表4)。
30歳代では、自分の経験やスキルなどを生かせる仕事であるかどうかを見定めるために、業務内容を詳細に知りたいというニーズが高まっていると思われる。
■40歳代でも「配属される職場の具体的な業務内容」への情報ニーズが高い
40歳代において、詳細な情報へのニーズが高いのは「配属される職場の具体的な業務内容」(72.8%)、「給与・賞与・手当など」(67.4%)、「残業時間」(56.5%)となった。30歳代とほぼ同じ傾向であるが、「残業時間」へのニーズがやや低下している(図表5)。
■50歳代では、「配属される職場の勤務場所」への情報ニーズが高まる
50歳代において、詳細な情報へのニーズが高いのは「給与・賞与・手当など」(73.6%)、「配属される職場の具体的な業務内容」(70.8%)、「配属される職場の勤務場所」(59.7%)となった(図表6)。50歳代になると勤務場所への情報ニーズが高まっている。
■60歳代では、「配属される職場の勤務場所」への情報ニーズが更に高まる
60歳代において、詳細な情報へのニーズが高いのは「配属される職場の具体的な業務内容」(69.4%)、「配属される職場の勤務場所」(66.7%)となり、勤務場所への情報ニーズが更に高まる(図表7)。
<調査概要>
調査期間:2018年5月〜6月
調査対象:当社に登録している建設技術者
調査手法:インターネットによるアンケート調査
回答数:275人
著者Profile
ヒューマンタッチ総研(所長:高本和幸)
ヒューマンタッチ総研は、ヒューマンホールディングスの事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチが運営する建設業界に特化した人材動向/市場動向/未来予測などの調査・分析を行うシンクタンク。独自調査レポートやマンスリーレポート、建設ICTの最新ソリューションを紹介するセミナーなど、建設業界に関わるさまざまな情報発信を行っている。
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