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調査リポート

建設技術者の転職条件は「給与」「経験・スキル」が上位、年齢層で違いも(1/2 ページ)

ヒューマンタッチ総研は2018年7月31日、建設技術者を対象にした「建設技術者の仕事への満足度と転職意識に関するアンケート調査」の結果を明らかにした。

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 人材紹介事業を行うヒューマンタッチが運営するヒューマンタッチ総研は、建設技術者を対象とした「建設技術者の仕事への満足度と転職意識に関するアンケート調査」を実施し、調査結果を公表した。

20代で転職を希望する建設技術者は「給与」や「休日」を重要視

 調査は2018年5〜6月の期間、ヒューマンタッチに登録し転職を希望している建設技術者を対象に、インターネット上でアンケート調査で行った。回収数は275人。

 調査結果によると、建設技術者が転職先企業を決める際に重視する条件として「給与」「経験・スキル」「勤務地」「やりがい」の意見が多く挙げられたほか、重視するポイントが年齢層ごとに異なることが判明した。

 全体の傾向として、転職先企業を決める時に重視する条件(複数回答可)として、肯定的に回答した人の割合(「非常に重視」「やや重視」の合計)を見ると、「給与が高い」が91.3%で最多。次いで、「今までの経験、スキル、保有している資格などを生かせる」(85.5%)、「勤務地が自分の希望に合っている」「やりがいのある仕事ができる」(いずれも82.5%)と続いた。


転職先企業を決める際に重視する条件

 「非常に重視」と答えた人の割合に絞ると、「勤務地が希望に合っている」(50.9%)が最も多く、次いで「会社の雰囲気・人間関係が良い」(46.9%)、「やりがいのある仕事ができる」(42.9%)の順となった。「給与が高い」は34.9%と、12の選択肢の中で上から6番目にとどまり、転職先を決める一番の要因ではないことが分かる。

 一方、「非常に重視」の回答が最も低かったのは「研修・教育体制が充実している」(15.3%)。また、昨今社会的に議論されている働き方改革に関連する「休日が多い」と「残業が少ない」という選択肢については、それぞれ30.5%、22.5%にとどまり、まだ建設業では働き方への意識が低いことがうかがえる。

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