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クラウド上でGISを使った汎用地図Webサービス(1/2 ページ)

シグナイトは、地図を使って現地調査や物件情報の管理ができる「GeoReco Map」を2018年7月にリリースする。2018年6月13〜15日に千葉・美浜区の幕張メッセで開催された「Location Business Japan 2018」で、サービス提供に先立ち、実演デモが行われた。

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 地図を使ったWebシステム・データベース開発を行うシグナイトが提供する「GeoReco Map」は、GIS(地図情報データ)を使ったあらゆる業態のサービスに利用できる汎用性の高いウェブアプリケーション。Google Maps APIをベースに、SaaSとしてクラウド上でリアルタイムに動作する。今回は、既に導入実績があるパッケージ版としての提供のため、基本機能が充実しており、カスタマイズしなくてもすぐに現場で導入ができるという。

クラウド環境のGISデータを利用したデータ管理システム

 使用方法は、Web上の地図に位置を指定して、そこにひもづける基本情報(名称や住所などのテキストデータ)、写真、ファイル(PDFやCADデータなど)、コメントを登録するだけ。シンプルな設計となっているため、汎用性が高く、測量調査だけに限らず、さまざまな活用法が見込まれる。マップには、ポイント、ライン、ポリゴン図形が自由に配置でき、面積や距離の計算も可能だ。


地図上にさまざまなデータが登録された状態=6月14日、幕張メッセ

 見込まれる用途としては、道路標識や照明などの公共的な設備の維持管理がある。これまでは、現地で写真を撮影し、野帳を使って紙に記録を取った後、事務所に戻ってから再度データベースに登録するといった二重の作業が必要だった。GeoReco Mapであれば、現地で直接タブレット上で入力と撮影を行えば作業は1回で済む。

 不動産業界では、デベロッパーが持つ物件を地図上に設定して、階高やテナント数、資産価値などを他部署間で共有したり、物件の内覧写真や周辺をストリートビューで確認、間取り図面を管理することなども想定される。


グラフで表示することもできる

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