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i-Constractionの試行で11件の新技術を決定:i-Constraction(2/2 ページ)
i-Constraction(アイ・コンストラクション)推進コンソーシアムは現場での導入を含めた効果検証を行う新技術を募り、民間企業・団体から応募があった11件のマッチング技術を決めた。2018年度内に各現場での試行を完了させ、評価をまとめる。
樹木の植生除いた航空レーザーによる3次元座標の取得技術
■植生を取り除いた地形測量を行う技術=猪名川河川事務所、姫路河川国道事務所/航空レーザーを利用した高精度な3次元座標データの取得〜植生を取り除いた地形測量〜=ウエスコ
■洪水時の浸水エリアや水害規模を把握、配信する技術=太田川河川事務所/広範囲の浸水センサーをLPWA(Low Power Wide Area)でリアルタイムに無線で集約し、クラウドで共有することで浸水・水害のアラートを配信するネットワークシステム=一般社団法人建設電気技術協会
■監督検査を効率化する技術=四国山地砂防事務所/監視カメラに3次元レーザスキャナー機能を搭載し、定期的に3次元点群データを取得する技術=三菱電機
■斜面の安定性を確認する技術=宮崎河川国道事務所/省電力広域無線通信を用いた安価で手軽に斜面監視を行うクラウドシステム=西松建設
■建設現場における建機などの動態管理技術=菊池川河川事務所/ダンプトラック運行管理を備えるクラウドプラットフォーム「TRUCK VISION」=小松製作所小松製作所
■災害時の被災状況等を把握する技術=大臣官房技術調査課 電気通信室/災害対策室向け情報掲載後に検索・整理が出来ないTV放送ロップ情報を収集整理するL字テロップ解析システム=東芝インフラシステムズ
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