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設計データ通りに建機を自動制御、法面整形を効率化情報化施工(2/2 ページ)

安藤ハザマはマシンコントロールを活用し、ツインヘッダによる法面整形の施工を効率化する技術を確立した。ツインヘッダの刃先の位置情報と施工設計データを活用し、刃先が設計面に達すると作業機が自動的に切削深さをコントロールするなど、オペレーターの作業負荷を軽減し、作業を効率化できるという。

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効率だけでなく平滑性も改善

 MCツインヘッダを用いることで、従来の施工方法と比べて丁張りや検測などの作業を大幅に削減できるため施工効率が向上する。実際に適用した現場では施工時間を約2割短縮できた他、ツインヘッダと設計面に沿って切削する制御機能が寄与し、法面の平滑性も改善できたという(図3・4)。


図3 ツインヘッダ 出典:安藤ハザマ

図4 3Dレーザースキャナによる計測結果。左側の従来施工と比べ、右側のMCツインヘッダによる施工では凹凸が減少していることがわかる 出典:安藤ハザマ

 安藤ハザマではこの技術を活用することで、今後懸念されている熟練オペレータが不足に対応していく狙い。さらにMCツインヘッダの切削軌跡データを利用することで施工後の計測の省略など、さらなる生産性の向上に取り組む方針だ。

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