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ドローンで測る建設現場、コマツのスマートコンストラクションが順調に実績拡大スマートシティ(2/2 ページ)

コマツは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」内で開催されている「国際ドローン展」に出典。2015年2月から提供を開始した「スマートコンストラクション」を紹介した。

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導入実績は2014年度で400〜500現場

 今回の国際ドローン展では、このスマートコンストラクションの内、ドローンを使った高精度測量についての出展を中心に行った。コマツは使用するドローンとして米国スカイキャッチのものを使うとしている。ドローンからデジタルカメラでマーカーを設置した建設現場を撮影し、これをKomConnectで処理することで3次元データに仕上げる(図2)。

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図2:コマツがスマートコンストラクションで利用する米スカイキャッチのドローン(クリックで拡大)

 同社では、2014年度はICT建機なども含むスマートコンストラクション事業全体で「400〜500現場での利用実績がある」(同社 スマートコンストラクション推進本部 事業推進部 マーケティンググループ 奈良岡歩氏)としている。ドローンなどを活用するケースについては「まだその内の一部」(同)としているが、着実に利用は増えつつあるという。

 これらの利用者は「期待した精度が出ない」とした厳しい反応がある一方で、「実測した数値とほとんど変わらない」と高い評価を受けるケースもあったという。ただ、作業工数を大幅に低減できることについては「おおむね高評価を得ている」(同氏)としている。

 奈良岡氏は「人力で測量するのが難しいような大きな現場や、測量に危険が伴うような場所など、ドローンの活用で大幅に作業効率が上がるような場面も多い。徐々に活用は増えると考えている」と述べている。

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