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1日75Lの超除湿! 積水ハウスの体験型ミュージアムで「サラウェル」を体験してきたスマートハウス(2/3 ページ)

積水ハウスの体験型施設「Tomorrow's Life Museum 関東」に、パナソニックと共同開発した除湿熱交換型換気システム「SMART-ECS SARAWEL」の展示が加わった。湿度に注目し、業界最高水準の除湿力で猛暑でも快適な住空間を実現する最新技術は、日本の住環境を変える可能性を秘めている。

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 積水ハウスの住宅では、基礎のコンクリート打ちを1回で仕上げる手法を採用している。

 一般的な基礎では、コンクリートを2回に分けて流し込む。そのため、基礎の底辺部分と立ち上がり部分に継ぎ目が生まれ、強度に悪影響を及ぼす。

 そこで積水ハウスは、独自形状の型枠を用いる工法で継ぎ目のない基礎を実現し、2階建て住宅でも極めて高い強度を確保した。基礎と構造体を土台を介さず、直接結合する手法は、地震時の力学的な安定性につながる。

独自形状のフォームによって、コンクリートの「1回打ち」を可能にした。継ぎ目がなく、極めて高い強度の基礎を作れる(右が積水ハウスの工法)
独自形状のフォームによって、コンクリートの「1回打ち」を可能にした。継ぎ目がなく、極めて高い強度の基礎を作れる(右が積水ハウスの工法)

 木造住宅「シャーウッド」の構造も、技術進化は継続している。注目点は、従来の軸組工法で弱点とされていた接合部の欠損を最小限に抑える「メタルジョイント工法」の導入だ。

 メタルジョイント工法は、柱に特殊な金物を取り付け、そこに梁(はり)を落とし込む。職人の熟練度によらず、誰が施工しても、均一な品質と高い強度を確保できる。さらに、木材の乾燥収縮による緩みを自動的に締め直す技術も投入している。

金物で梁と柱、柱と基礎などを結合するシステムを採用
金物で梁と柱、柱と基礎などを結合するシステムを採用

震度7をいなす制震システムと、美しさと強さを兼ね備えた外壁

 地震大国の日本で、住宅の安全性は最優先事項だ。積水ハウスが誇る制震システム「SHEQAS(シーカス)」は、地震エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収する技術だ。35坪程度の住宅であれば、1階の壁の中に約8枚のシーカスフレームを配置することで、2階の揺れ(変位)を最大約2分の1にまで低減する。

 制震構造で欠かせない「高減衰ゴム」には、新幹線の足回りにも使われるなど高い信頼性を誇る材料が使われている。施工時には壁の中に組み込むため、紫外線による劣化の心配もなく、メンテナンスフリーで長期間その性能を維持し続ける。

地震の揺れを熱エネルギーに変換する制震システム「SHEQAS」。斜めの筋交い部分(「SHEQAS」と書かれた部分)の内部に高減衰ゴムが入っている
地震の揺れを熱エネルギーに変換する制震システム「SHEQAS」。斜めの筋交い部分(「SHEQAS」と書かれた部分)の内部に高減衰ゴムが入っている

 独自の外壁技術では、鉄骨住宅向け外壁の「ダインコンクリート」は、厚さ60ミリの重厚なコンクリートパネルでありながら、緻密なテクスチャーと高い耐久性を両立している。施工の際にはロッキング工法を活用するため、地震時には建物のフレームが平行四辺形に歪む動きに合わせ、外壁パネルが回転するように動く。そのため、外壁材そのものに無理な力がかからず、ひび割れや脱落を徹底して防ぐ。

外壁の固定法を内側(家側)から見る。地震時には固定金具が動き、外壁に無理な力を伝えない
外壁の固定法を内側(家側)から見る。地震時には固定金具が動き、外壁に無理な力を伝えない

 木造住宅向けでは、1200度の高温で焼き上げられた陶器外壁「ベルバーン」を適用する。焼き物ならではの豊かな風合いを持ちながら、釘を削るほど高い硬度を持ち、汚れにも強い。

 ベルバーン外壁でも、取り付けには地震の揺れをいなす取り付け構造を用いる。美しさと強さを高いレベルで融合させる手法は、積水ハウスの住宅づくりへの思想を色濃く反映している。こうした建築技術は、万一の災害時に住む人の命を守るだけでなく、住宅の資産価値も長期にわたって保つ。

1200度の高温で焼き上げる陶器外壁「ベルバーン」。意匠性と強度を両立した上、汚れにも強い
1200度の高温で焼き上げる陶器外壁「ベルバーン」。意匠性と強度を両立した上、汚れにも強い

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