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本田技術研出身者が創業した石川エナジーリサーチ 独自の無振動エンジン搭載ドローンを展示Japan Drone 2026(1/2 ページ)

石川エナジーリサーチは、「Japan Drone 2026」で開発中のハイブリッドドローン2機と電動ドローンを紹介した。独自の無振動エンジン技術を生かし、長時間飛行や重量物輸送に対応する機体を提案。広域点検、測量、災害対応、農業など、多様な現場での活用を見据えた展示となった。

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 石川エナジーリサーチは、「Japan Drone 2026」(会期:2026年6月3〜5日、幕張メッセ)に出展し、開発中のハイブリッドドローン2機を中心に産業用や農業用の電動ドローンも出品した。

石川エナジーリサーチの展示ブース
石川エナジーリサーチの展示ブース 写真は全て筆者撮影

 石川エナジーリサーチは、2010年設立の群馬県太田市に本社を置くドローンメーカーだ。創業メンバーは本田技術研究所の出身で、自動車分野で培った設計・開発の知見を生かしながら、産業用途に耐える機体づくりを進めてきた。近年は、独自の無振動エンジン技術を生かし、重量物を積載して長時間飛行できるハイブリッドドローンの開発にも力を入れている。

50キロ積載を想定するパラレルハイブリッド機

 ブースでひときわ来場者の耳目を集めていたのが、開発中のパラレルハイブリッドドローン「Parallel Hybrid Flyer(パラレルハイブリッドフライヤー:PHF)」だ。

大型のパラレルハイブリッドドローン「Parallel Hybrid Flyer(パラレルハイブリッドフライヤー:PHF)」。最大50キロのペイロードを想定する
大型のパラレルハイブリッドドローン「Parallel Hybrid Flyer(パラレルハイブリッドフライヤー:PHF)」。最大50キロのペイロードを想定する
PHFの後面。エンジンなどの構成を確認できる
PHFの後面。エンジンなどの構成を確認できる

 PHFは、エンジン動力で直接プロペラを駆動して主推力を確保する一方、機体制御はエンジン動力を基に発電した電力で行う「パラレルハイブリッド方式」を採用している。主推力を得る際に電力への変換を介さないため、エネルギーの変換ロスを最小限に抑え、高ペイロードと長時間飛行の両立を図れる点が特徴だ。

 エンジンは、特許技術を持つ「無振動OTCエンジン(Opposed piston Twin Crankshaft engine)」。OTCエンジンは、ピストンの往復動に伴う振動を、対向側に同期して配置したピストンを逆方向に動かすことで相殺する仕組み。さらに、2本の出力軸が互いに逆方向に回転することで、エンジンの回転変動に伴う振動も打ち消し、理論上、エンジン振動をゼロにできるという。

 PHFの最大ペイロードは50キロ。飛行時間はペイロード0キロの場合で2時間以上、最大ペイロード時でも90分を想定している。担当者は、「重量物の運搬や山間部での資材輸送、災害時の物資輸送などへの活用が見込まれる」と説明し、現在は開発を進めている段階で、実用化に向けた検証を続けていると話した。

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