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西葛西でスポーツジムを丸ごと「ホステル」に再生 大和ライフネクストの“旅人が集う”宿泊施設リノベ(2/3 ページ)

東京メトロ「西葛西」駅から徒歩4分の場所に、元スポーツクラブの建物をリノベーションした大型ホステルが2025年5月に誕生した。手掛けたのは大和ライフネクストで、客室は2段ベッドのドミトリータイプや個室タイプなど全289床。「旅人の居場所、あなたの家」のコンセプトに基づき、4階にはプールの名残を生かしてリゾートビーチを模した開放的なラウンジを設け、宿泊者同士が交流する非日常空間となる。

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旧来のホステルイメージを払しょく、充実した共用スペースが交流の場に

 ホステルにはコンセプトの「Traveler's place,your home〜旅人の居場所、あなたの家〜」に基づき、2段ベッドのドミトリータイプからファミリー利用の個室タイプなどさまざまな部屋を用意。広いラウンジや複数のシャワールーム、ジェンダーレストイレ、さらに祈祷室も整備し、世界中の旅行者が集い交流する家を具現化している。

 開発に携わった不動産開発部 藤谷佳宏氏は、「一般的なホステルは、収益効率を上げるため、共用スペースが狭く館内でくつろげない。西葛西のホステル4階のビーチラウンジは、25メートルプールの躯体をそのまま生かして白砂を敷いた。ラウンジ周囲には、シェアキッチンや食事用のダイニングスペース、デッキサイドラウンジ、カフェ&バーを併設し、パーティーやイベントの定期開催も予定しており、思い思いに過ごせる。ホステルと聞くと暗くて安っぽいイメージだが、払しょくのためにブランド名にグランドと入れ、清潔感と快適性を重視した」と話す。

リノベ前の4階プール
リノベ前の4階プール 提供:大和ライフネクスト
プールの躯体を生かしたビーチラウンジ 筆者撮影
プールだった名残で上の階と吹き抜けになっているビーチラウンジ。見下ろした全景
プールだった名残で上の階と吹き抜けになっているビーチラウンジ。見下ろした全景 筆者撮影

 ラウンジでは、日没から23時まで「プロジェクションマッピング」で南国のビーチをイメージした映像を投影する。さわやかな朝の海辺のシーンから始まり、1時間ほどかけて日が沈んでいくまで1時間かけて空間全体を彩る。

日の入りから日沈までの海辺を投影するプロジェクションマッピング 筆者撮影

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