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東京駅前で250m超高層ビルを開発する東京建物 日立とともに構想する「未来につなぐ街とビル」:Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN(2/3 ページ)
人々の生活や職場などに求めるニーズは、技術革新や環境問題などを背景に多様化が急速に進んでいる。特に街づくりと都市を構成するビル群の分野は、生活と直結するため、ウェルビーイングやグリーン化など対応すべき課題が多い。こうした環境下の中、JR「東京」駅前で高さ約250メートルの超高層オフィスビルを計画する東京建物と、ビルのスマート化を支援する日立ビルシステムは、多様化する需要に応える次世代のスマートビル実現に向けた取り組みを始めている。
街づくり全体でグリーン化=省エネ化は欠かせない
こうした施策に対し、ステークホルダーとなるのはビルオーナーとビル管理会社、オフィスワーカー、居住者/来訪者と4つに分かれる。日立ビルシステム 代表取締役 取締役社長 兼 日立製作所 執行役常務 ビルシステムビジネスユニット CEO 網谷憲晴氏は、「一見すると、ニーズはそれぞれで役割は違うが、求めている価値は共通している」と指摘。グリーンを高めれば、そこで働いたり、住んだりしている人々の満足度は高まり、ウェルビーイングも向上すればビルの価値自体も向上する。
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