調査リポート
「6割がまだ紙依存も、7割でトラブル発生」建設業界の“発注者との契約”に関する調査:ペーパレース化(1/2 ページ)
リーテックスは、建設業界における紙での契約に関する調査結果を発表した。回答者の約6割が、現在も紙での契約を続けていることが判明した一方、紙での契約に対して9割以上が課題を感じていると答えた。
リーテックスは2023年9月7日、建設業界における紙での契約に関する調査結果を発表した。
調査は、ゼネコンの営業(発注者との契約)担当者を対象に、インターネットを介して2023年8月15日に実施し、304人が回答している。
9割以上が「紙媒体での契約に課題がある」と回答
「現在、紙媒体での契約はどのくらい残っているか?」という質問に対しては、約6割が「紙で行っている」と回答。内訳は、「ほとんど紙で行っている」が23.4%、「半数以上は紙で行っている」が33.6%となった。
「契約書(建設工事請負契約書)の作成は、誰が行ってるか?/行うことが多いか?(複数回答可)」は、「営業」が61.1%で最多。次いで「法務」33.6%、「技術担当」29.0%となっている。
「契約書の内容の確定から締結、保管まで、1契約あたり、およそ平均でどのくらい時間がかかるか?(複数回答可)」の質問では、「6〜7日未満」が27.6%で最も多かった。その次に、「2〜5日未満」25.3%、「8〜10日未満」19.7%など。
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