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日本一の超高層ビル「麻布台ヒルズ」建設で、清水建設がチャレンジした建設DXの足跡を辿る:第7回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−(2/3 ページ)
2023年秋に開業する「麻布台ヒルズ」の建設プロジェクトで、清水建設は約330メートルのメインタワーを含む“A街区”を担当した。1日5000人を超える作業員が働く建設プロジェクトでは、清水建設の建設DXが余すところなく採り入れられたという。
工事現場のロジスティクスを担う楊重モニタリングシステム
楊重モニタリングシステムは、解析ソフト「Tableau(タブロー)」を用い、タワークレーンと仮設エレベーターでそれぞれ6台の稼働状況を監視している。仮設エレベーターでは当初、何の資材を上げ下げをしているかを人力で登録していたが、システムでは重さや階数を自動で読み取る。取得したデータは、クラウド上に蓄積し、AIでいろいろな切り口による分析を行っている。
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