ニュース
トプコン、GNSS統合データ処理プログラム「GNSS-Pro X」販売開始:GNSS
トプコンは、GNSS統合データ処理プログラム「GNSS-Pro X」の販売を開始した。GNSSデータの取り込みや基線解析、点検、網平均、帳票作成といった作業が可能となっている。測量作業規程にも準拠した。
トプコンは2023年3月7日、GNSS統合データ処理プログラム「GNSS-Pro X」の販売を開始したと発表した。
同プログラムでは、GNSSデータの取り込みや基線解析、点検、網平均、帳票作成といった作業が可能。測量作業規程にも準拠した。
また、GPSやGLONASS、準天頂衛星に加えて、欧州のGalileoや3周波(GPS L5利用)、中国のBeiDouにも対応した。
利用方法では、ライセンスのシェアが可能なネットワークライセンス方式を採用。社内などでライセンスをシェアできるため、必要最低限のライセンス数で運用できる。
操作ボタンは工程順、機能別に配置した。処理状況に応じてボタンの色やアイコンが変わるため、作業の進捗状況が把握しやすくなっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 76%の省人化、GNSSを用いた3次元路面切削工
トプコンは、道路舗装の修繕で、路面を設計面通りに切削するGNSSを利用したマシンコントロールシステムの提供を開始した。従来のマニュアル施工から、3次元マシンコントロール施工になったことで、切削厚を随時制御する必要が無くなり、機械オペレータの人数を最小にできるため、省人化や安全性の向上が見込める。 - トプコンがICT測量を支援するアプリを開発、図面の3D化と路線図の作成が可能
トプコンは、データコレクター用アプリケーション「監督さん.V/SDR8 シビルマスター」にICT測量で役立つ機能を追加した「監督さん3D」を開発し、2021年3月に発売した - マルチGNSSで法面の変状を誤差なく夜間でも計測、西松建設とアカサカテック
西松建設とアカサカテックは、マルチGNSS受信機を使用した測位衛星システムの試作機を開発した。実用化すれば、山間部の工事で地盤や法面の変位を高い精度で計測し、土砂崩れなどの予防保全に役立つことが期待される。 - 建機の位置情報や法面の変状をリアルタイムに検出、GNSSの欠点を補う清水建設の測位システム
清水建設は、GNSSを活用し、土木工事での建機の位置情報や法面の地盤変位を高精度でリアルタイムに検出する新たな測位システムを開発した。新システムでは、GNSSの欠点だった急峻な山肌のある現場でも、測位に必要な衛星数を確保して、高精度の測位が可能になる。