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旭化成ホームズ、プッシュ型の災害時無人対応システムを運用開始:防災
旭化成ホームズは、DX技術を用いたプッシュ型の災害時無人対応システム「災害BOT(仮称)」の運用を2022年2月から開始。風水や地震災害が生じた際に、同社のネットクラブ「HEBELIAN NET.」の会員向けにメールを送信する。
旭化成ホームズは2022年1月、DX(デジタルトランスフォーメーション)技術を用いたプッシュ型の災害時無人対応システム「災害BOT(仮称)」の運用を同年2月より開始すると発表した。
同システムは、風水や地震災害が生じた際に、同社のネットクラブ「HEBELIAN NET.」の会員向けにメールを送信するものとなっている。
発災直後(5〜180分後)と12時間経過後の2度にわたり、あらかじめ設定した条件に該当した顧客向けにお見舞いメールを送信する。
また、ガスメーターの復旧方法や、停電時における太陽光発電設備からの電気供給方法といった災害時に役立つ情報を送信する。
災害直後のメールでは、顧客の居住地を中心に、気象庁が発表する震度や津波情報も通知する。
その他、建物や設備などの被害状況について写真付きで申告できるフォームも送付し、被害の深刻度に適したフォロー体制を構築する。
顧客から直接電話を受けた社員が代行で入力するフォームも設ける。入力データを社内共通の顧客データベースとリンクさせることで、入力の2度手間を防止する。
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