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改正法で急変する解体業界、施主とつなぐ「くらそうね」に“賠償保険”など無償の保証サービス:解体市場のトレンド予測も解説(2/3 ページ)
解体工事の一括見積もりWebサービスを運営するクラッソーネは、会社倒産や事故発生など、万が一の際、金銭的リスクの回避や工事停滞などの不安を解消する保証サービスを無償オプションで追加した。
3つトラブルに応じた保証サービス「くらそうね安心保証パック」
今回追加された新サービスは、「くらそうね安心保証パック」と「くらそうね簡単ワンストップサービス」。安心保証パックは、施主が安心して工事を任せられるための3つトラブルに応じた保証サービス。例えば、解体工事中に近隣のブロック塀などを破壊して損害賠償を要求されたり、工事会社が施工途中で倒産して、着手金を支払い済みだが工事が止まり、新たな工事会社と契約を結ぶ必要が生じたりする最悪のケースをフォローする。
3つの保証は、「第三者賠償責任保険」「着手金保険」「完工保証」。このうち、第三者賠償責任保険はくらそうねbizに登録している工事会社は一律して本保険へ加入する仕組みで、万一の事故発生時に、自社の保険利率に関わらず最大5000万円までの保険利用が可能となる。
着手金保険と完工保証は、くらそうねのサービスを介して、代替工事会社と新たに契約を締結し、工事金額に差額が生じたら、差額分をクラッソーネが返還する。保証金額の上限は、着手金と完工保証を合わせて200万円まで。いずれの保証も施主や工事会社ともに、保険料金は発生しない。
くらそうね簡単ワンストップサービスは、追加プションの形で、解体工事周辺の困りごと解決を支援する。不用品の回収や工事費のローン、土地売却、外構工事、士業相談などが順次リリースされるという。
発表会では、これからの事業戦略に向けて、取締役 COOの堀口晃司氏が解体工事の市場動向についても解説した。
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