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施設の監視や環境情報取得に役立つ汎用プラットフォームを2022年度に製品化5G Co-Creation Working Season3(1/2 ページ)

複数の企業で5Gを活用したビジネスを共創することを目的にしたコミュニティー「5G Co-Creation Working」内の安心・安全ワーキンググループは、施設の状態を低コストで監視できる汎用共通プラットフォーム「安心安全パッケージ」の開発を進めている。

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 NECは2020年6月11日、オンラインで「5G Co-Creation Working Season3説明会」を開催した。5G Co-Creation Workingは、5Gを活用したビジネスを複数の企業で共創することを目的にしたコミュニティーで、「建設」「安心・安全」「交通」「流通」といった4つのワーキンググループ(WG)で構成されている。

 当日のセッションのうち、安心・安全WGに所属するJBサービス 沖野清美氏の講演「安心安全Working Group 安心安全パック プロジェクト〜Season3説明会〜」をレポートする。沖野氏は、これまでの活動内容やSeason3(2020年6月〜2021年3月)で実施予定の取り組みを説明した。安心・安全WGは、ケンブリッジコンサルタンツやトレンドマイクロ、JBサービス、APRESIA Systems、河村電気産業、アナログ・デバイセズ、東電タウンプランニング、NEC通信システムから成る。

4つ段階を設けコンセプトのビジネスモデルを策定

 安心・安全WGは、施設のセキュリティ向上などを目指した計画「安心安全パック プロジェクト」を推進している。同プロジェクトで、開発したコンセプトを2022年度に事業化することを目指しており、事業化は、安心・安全WG参加会社が行う他、パートナー会社との協業やユーザーのコンセプト採用を想定している。

 コンセプトの開発からビジネスモデル実現までのアプローチは、「INNNOVATION SPACE」「VALUE PROPOTION」「EXPERIENCE CONCEPT」「BUSINESS MODEL CANVAS」という4つの段階を設けている。

 INNNOVATION SPACEでは、社会に存在する課題を抽出し、分析した後、VALUE PROPOTIONで、解決策となるソリューションを検討する。EXPERIENCE CONCEPTでコンセプトを具現化し、BUSINESS MODEL CANVASでビジネスモデルを策定する。沖野氏は、「現在、安心・安全WGが考案したコンセプトの大半が、VALUE PROPOTIONかEXPERIENCE CONCEPTのフェーズにあり、一部はBUSINESS MODEL CANVASのステップにある」と現状を解説した。


コンセプトの開発からビジネスモデル作成までのアプローチ

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