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建設技術者の有効求人倍率は過去最高に、就業者は前年比2万人増加:産業動向(1/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2020年2月分のマンスリーレポートを公表した。今回のトピックスでは、2019年の建設技術者に関する雇用動向を紹介している。
ヒューマンタッチが運営するヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた「ヒューマンタッチ総研〜Monthly Report 2020年2月」のマンスリーレポートをリリースした。今回は、建設技術者の2019年雇用動向についてまとめている。
■2019年の有効求人倍率は全ての月で前年を上回る
厚生労働省の「一般職業紹介状況」によると、2019年における建設技術者の有効求人倍率は、1〜12月で前年同月を上回り、2018年以上に厳しい人手不足の状況が続いた(図表1)。その結果、2019年の平均有効求人倍率は2018年の6.18倍よりも5.1ポイント上昇して、6.69倍となった(図表2)。
2009年には0.84倍だった建設技術者の有効求人倍率は、10年間連続で上昇を続け、過去最高に達し、建設技術者の人手不足は今までに経験したことのないレベルにまで高まっている。
■建設業で就業する建設技術者数は前年より2万人増加
次に、総務省統計局の労働力調査から、2019年における建設業で就業する建設技術者数をみると35万人となり、2018年よりも2万人増加していることが判明した(図表3)。
2017年の30万人から2年連続での増加であり、このような厳しい人手不足の中でも、建設業各社では新卒社員や他職種からの採用、育成を積極的に進めて一定の成果を上げていると思われる。
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