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業界初!入庫から出庫まで全自動化した物流モデルの展示場、三井不動産:プロジェクト(2/3 ページ)
三井不動産は物流業界で深刻化する人手不足問題を解決するために、ICTを活用した庫内業務の全自動化に注力している。2020年2月13日、船橋エリアの物流施設「MFLP 船橋・&GATE」内に、入庫から出庫まで自動化した業界初の物流フルオートメーションモデルを展示したショールームを構築した。
入庫のワークフロー
MFLP ICT LABO 2.0の物流フルオートメーションモデルは入庫と出庫でワークフローが分かれている。
入庫の手順は、まずコンテナの荷物を積んだオリコンを三菱ロジスネクスト製オートフォーク(AGF)で、ラックまで運んだ後、AGFがラックから平置き段積み台みまで搬送する。日本電産シンポ製AGV「S-CART」が平置き段積み台からオリコンをオークラ輸送機製「コンベヤーライン」前の台まで届ける。
IHI物流産業システム製「デパレタイザー」がコンベヤーラインまで、オリコンを持ち上げる。コンベヤーラインで自動運搬する過程で、島津エス・ディー製「RFIDゲート(SIMRゲート)」で検品し、安川メカトレック製「開梱・封緘(ふうかん)双腕ロボ」がオリコンの蓋を開ける。IHI物流産業システム製「入庫ピッキングロボット」がオリコンから荷物を取り出し、オカムラ製ストレージシステム「オートストア(高密度に収納されたコンテナをロボットが入出庫する機械)」に格納し、入庫業務が完結する。
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