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JCVの顔認証やAIの空調最適化など、“コネクティビティ”で実現するスマートビル第4回 スマートビルディング EXPO(1/3 ページ)

アズビルは、BASをコア技術に据えて、その枝葉にAIやIoT、クラウド、ビッグデータなどをつなぎ、顔認証セキュリティやSDGs、エリアごとの空調制御、建物価値の永続的な向上など、これまでにないビルに付加価値をもたらすサービスの開発を進めている。

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 アズビルは、「第4回 スマートビルディング EXPO」(2019年12月11〜13日、東京ビッグサイト 青海展示場)で、ビルのスマート化から、スマートシティー、スマート社会までを、“コネクティビティ”で実現するをコンセプトに掲げたブースを展開した。

拡張性の高いコントローラーと先端技術をコネクト


アズビルブース

 アズビルでは、ビルを今まで以上にスマート化するには、これまでのようにビル設備を一元化して制御するだけでなく、そこにIoTやクラウド、ビッグデータ、AIなどのDXを活用し、付加価値を加えた新しいサービスを提供することが必要だと提案する。そうなれば、オフィスビル単体だけの管理だけにとどまらず、街全体さらには、社会全体のスマート化も実現するとしている。

 会場では、主力製品のビルオートメーションシステム(BAS)をコア技術に置き、スマート化を加速させる周辺の最新ソリューションが披露された。

 核となるBASを制御するコントローラーは、3年前に刷新し、次世代のスタンダードモデルをリリース。その後、順次、拡張性を高め、各種オープン通信規格にも対応し、ビルの資産価値向上につながる多様なデバイスとの連携にも応じられるようになった。最近では、オフィスビルなどの温度・湿度・照度を測定して見える化するセイコーインスツル製の無線センサーノードに対応。残業規制が将来的な課題となっている設備施工の現場に、取り付けが容易なため省力化をもたらす。


コントローラーと左にあるのが無線センサーノード

 ソフト面では、延べ床面積5000平方メートルの規模を対象とした中央監視システムを進化させた「SmartScreem2」を訴求。スケジュール、イベント連動などのデフォルトの監視機能に加えて、データ収集や日月年報、トレンド機能でエネルギー管理などを行える。

 今後、建て替えなどで需要が見込まれる中小規模のビルや地方庁舎、病院、商業施設への導入も見込んでいる。プラットフォーム自体は、大規模ビル向けと同じもののため、リモートメンテナンスやビル向けクラウドサービスを併用することが可能だ。


「SmartScreem2」

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