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街の賑わい創出を目的に日本橋エリアをのれんでデザインNIHONBASHI MEGURU FES(1/2 ページ)

三井不動産は2019年9月27日、大規模商業施設「コレド室町テラス」をオープンするなど、日本橋の再開発を進めている。また、同時期に開催した日本橋エリアの活性化を促すイベント「NIHONBASHI MEGURU FES」では、事務局を担当し、企画・運営の立場で、地域の魅力を訴求している。

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 名橋「日本橋」保存会や日本橋室町エリアマネジメント、日本橋文化交流フェスティバルは、東京・日本橋エリアで、街の文化や資産を新たな目線から発信するイベント「NIHONBASHI MEGURU FES」を2019年9月27日にオープンした。同年11月20日までの開催を予定。三井不動産が事務局を担当し、企画から運営まで行っている。

熈代勝覧の賑わいの再現を目指し

 NIHONBASHI MEGURU FESは、日本橋の街づくりにおける三井不動産のスローガン「JAPAN COLLABORATION NIHONBASHI」に基づき、地元企業や新進気鋭のクリエイターなどが参画した初のイベントだという。

 Design、Entertainment、Foodの3つをテーマに、「めぐるのれん展」「FUROSHIKI TOKYO展」「紋照-mon terrace-」「Nihonbashi Light Cruise」の4つの主催イベントと、「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019」などの3つの連携した催しで構成されている。


めぐるのれん展

 今回、特に注目されているのが、めぐるのれん展。めぐるのれん展は、江戸時代の日本橋を描いた絵巻「熈代勝覧(きだいしょうらん)」の賑(にぎ)わいの再現を目指した大規模なのれんの展示。“企業を表現するのれん”と“街を表現するのれん”の2つのエリアで構築されている。


白銀香奈美氏(バスキュール)が作ったJAXAをイメージしたのれん。作品名「きぼうの窓」

 企業を表現するのれんゾーンでは、日本橋に拠点がある32社が“自社のアイデンティティーを表す”“来街者を楽しませる”をテーマに作成したのれんを東京メトロ「三越前駅」前の地下歩道に飾り付けている。日本橋で300年以上続くにんべんなどの歴史ある会社や近年入居した宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが参画している。 


遠藤令子氏が作成したにんべんをイメージしたのれん。作品名「めぐる花のれん」

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