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竹芝エリアで街全体のロボット実装に向けた実証実験、警備ロボットや電動モビリティーなど第5回竹芝夏フェス(1/2 ページ)

東急不動産と鹿島建設らは第5回「竹芝夏フェス TAKESHIBA Seaside Music&Dining」を開催。今回は東京都主催の事業「Tokyo Robot Collection」と連携し、警備ロボットや電動モビリティーといったさまざまな最新機械が展示された。

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 東急不動産と鹿島建設は2019年8月21〜23日、竹芝客船ターミナルで、共同で開発を進める「竹芝地区開発計画(仮称)」の地域づくりの一環として、両社が設立した事業会社アルベログランデや竹芝エリアマネジメントとともに、第5回「竹芝夏フェス TAKESHIBA Seaside Music&Dining」をオープン。東京都主催の先端テクノロジーショーケーシング事業「Tokyo Robot Collection」も同時開催された。


アジュール竹芝を利用したプロジェクションマッピングイベント

 夏フェスに併せて東京都屋外広告条例の規制緩和に向けた実証実験として、会場に隣接する建物「アジュール竹芝」を利用したプロジェクションマッピングイベント「TAKESHIBA TOWN OF LIGHT FESTIVAL」も行われた。

 竹芝エリアでは、竹芝地区開発計画とエリアマネジメント活動を展開する28ヘクタールの竹芝地区で、先端テクノロジーを取り入れたスマートビル・スマートシティー構想を推進している。今回、その取り組みの一部として、このイベントを街全体のロボット実装化に向けた実証実験の場として提供。全6体のロボットが会場で展示された。

REBORG-Zを用いたデモンストレーション

 綜合警備保障(ALSOK)は、警備・案内・巡回に特化したロボット「REBORG-Z」の屋外初実証を行った。多言語対応の音声案内や搭載されたカメラと顔認証機能の紹介、デモンストレーションなどを繰り広げた。

 REBORG-Zは2019年3月5日にリリースされた製品。施設内のナビゲーションや受付、階層間移動による巡回が可能で、警備員やスタッフの省人化に役立つ。

 機体前後と頭頂部にカメラが内蔵されており、自動録画や威嚇・定点監視が行える。ロボットの前後に設置されたセンサーで、警戒エリアの侵入者を検知し、専用PCで確かめられ、運行するルートを設定することで、自動で走行や充電もさせられる。巡回時の速度は時速1〜3キロの範囲で選べる他、取り付けられた液晶は、動画の再生や画像の表示が可能なため、施設の案内や店舗の広告、イベントの告知にも使える。


液晶はタッチディスプレイとなっており、このイベントのスケジュールや出演者を確かめられる仕様

 ALSOKの担当者は、「通常、REBORG-Zは、施設内の天井に設けた標識をセンサーで認識することで、運行するルートの指定や自動走行を行っていたため、屋外での実証試験は挑戦的な試みだった。今回、機体下部に装着された超音波やレーザーを活用した非接触センサーとバンパーの接触センサーで、障害物を検出させ、運用した。今後の屋外での利用に向け、このイベントで収集した課題を生かしていきたい」と語った。

 機体寸法は700(幅)×700(奥行き)×1580(高さ)ミリ、重量180キロ、速度は最小時速約0.14キロ、最大時速約4.6キロ。登坂角度は±5度で、1時間の充電で2時間稼働する。

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